「いまの判決は納得できない、ちゃんと事実を見てほしい。納得できないので上告したいと思います」と、リンさんの父 レェ・アイン・ハオさんは言いました。
松戸市にある小学校の保護者会の元会長・渋谷恭正被告(49)は2017年、ベトナム国籍で当時9歳だったレェ・ティ・ニャット・リンさんを連れ去り、殺害した罪などに問われていて、1審の千葉地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。
死刑を求刑していた検察側と無罪を主張する弁護側の双方が控訴していましたが、23日の判決で、東京高裁は「殺害様態は冷酷非情ではあるが、殺害について計画性が認められない」として、双方の控訴を棄却し、1審と同じ、無期懲役を言い渡しました。裁判に渋谷被告は出廷しませんでした。